第３回 つつじ杯

２０１３年９月１６日（月）

福井県鯖江市まで一人遠征してきました。

なぜ一人かというと、話は長くなります・・・。

全国ソフトバレーボール大会を目指して頑張っていたうちの女子。

５月に行われた京都予選では惜しくも２位に終わりました。　

ブログでも載せてますが、昨年の石川大会では予選２位で参加できたので、
今年も出場出来ることを期待して、この日（9/14～16）に開催される大会をお断りしていました。

そんな中、つつじ杯のご招待を受けました。
まだ全国大会への出場も決まらないのに、ウキウキ旅行気分の女子連中。　
楽なんは電車とか、安くて向こうで観光するなら車でだとか
一人蚊帳の外の島人、なんとかつつじ杯に出場出来ないものかと画策・・・。

そこで思い付いたのが石川は金沢の伏見台ＳＶＣさん。　なんとかそちらに潜り込めないものかと、
早速相談してみたら、ＯＫ頂きました

８月に入り、吉報を待つ女子の元へ京都府ＳＶ連盟から連絡が入りました。　
「今回の全国大会は１位チームのみ出場」
この時の島人の気持ちは当然ながら、表では残念裏の気分は正義は勝つ
天下を取った気持ちで、伏見台さんとのコラボ遠征を自慢する島人でした

しかし、この時の行いが悪かったのか、とんでもない一人遠征となってしまいました


台風１８号が近付く京都でしたが、島人の記憶に京都では台風被害は殆どなく、
今回もまた何もなく通り過ぎてくれるだろうと高をくくっていました。

前日の晩にドラマ『半沢直樹』を見て、明日の遠征に備えて早い目に寝ようと思ってたのに『百倍返し』が耳を離れない。　床に就くもなかなか寝れず、とうとう午前２時を過ぎてしまった。
出発予定時間は朝５時。　逆にこのまま寝てしまうと、朝起きれず遅刻してしまうかもしれないと思い、
今から出発して、向こうで寝ようと考えました。
午前２時半に家を出ました。　ところが外は大雨
近くの川も、もう直ぐ橋げたにかかろうかというレベルに達してました。
マンホールは過去に見たこともない状況になっていました。


さすがにこの遠征は中止しようかと考えましたが、それでも京都では災害は起きないと信じ遠征を敢行。

当初の予定通り名神高速は使わず、敦賀市までは下道（国道優先）で行くことに。
途中、京都南ＩＣ横を通ると、名神高速は既に通行止めとなっていました。　
向こうは大変な事になっているのでわ・・・。　更に不安がよぎりながらも前進。

テレビでは、ずっと台風情報が流れていました。


滋賀県に入り、湖西バイパスを降りる頃には更に雨は大降りになり、突風も吹きはじめた。　
午前５時頃、休憩のためコンビニに寄ると、強風にあおられて台車を押さえて身動きが出来ないコンビニ運送のおじさんがいて、一緒に押して入りました。　店内は床が水浸しでした。　

マキノを過ぎて国境峠手前の道の駅で休憩。　辺りはまだ暗い。　
峠を越えると敦賀市に入るけど、この雨と風の中、暗い峠を越えるには勇気がいる。　

少し明るくなってきて出発した相変わらず風は強い。　ちょうど峠を越えた辺りで土砂崩れに遭遇。　
道路は車が流されんばかりに川の如く濁流。　道の駅での休憩ははたして吉だったのか凶だったのか・・・


道路は通行止めの名神・北陸道を避けてきた車で直ぐに一杯になる。　
Ｕターンはすなわち大会を諦めることと同じです。　悩みました。　
しばらくすると、先頭のクレーン車が倒木を除け始めなんとか通れる事になりました。　
再スタートすることに・・・。　この頃には敦賀市に出された特別警報のメールが入ってきた。

不安を抱えながら、敦賀到着。　
ナビ通り日本海側の国道８号線を走るものの、今度は警察官から倒木の為通行止めと告げられ、
Ｕターンを余儀なくされる。　リン子に、大会中止が無いか確認してもらいながら、別ルートを検索。　
当然北陸道は通行止め。　７時半頃、敦賀から今庄へ抜ける最後のルート、国道476号へ向かいました。　
ここがダメなら諦めるしかない　　心配してた大会は決行されるみたい。　ここまで来たらもう行くしかない。

奇跡か、国道476号は大した災害も無く、意外なほどスムーズで、今庄からは３６５号線に入る。　
ここまで来たらもう安心。　安心したら急に睡魔が・・・


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午前９時ちょうど鯖江市総合体育館に到着。　雨は小降りになっていました。　
京都から６時間半。　結局一睡もせず・・・。　この後のゲームが心配です
会場に入ると、既に開会式は始まっていました。　残念ながら開会式の写真は撮れず・・・。

台風の影響で、関西・東海からのチームがキャンセルされてました。　これは仕方ないですね。
身をもって知らされましたからね




主催は、つつじ杯ソフトバレーボール大会実行委員会さん。

大会概要

コート内合計１８０歳以上
予選　：　７グループ・５チーム総当たり　（2セットマッチ・最大15点）
中間　：　順位別リーグ・３チームと４チームに分かれて総当たり戦　（3セットマッチ・最大17点）
決勝　：　中間１位同士の決勝戦　（3セットマッチ・最大17点）

さて、長々と書きましたがここからは肝心の試合模様に入ります
開会式終了後、今回お世話になる伏見台さんを捜して観覧席でウロウロしていると、下から見つけてくれた。
そして伏見台さんの、青いユニーフォームと黒いユニーフォームを貸していただく。

予選用の黒いユニフォームに袖を通すと、やはりテンションが上がります
でも不安も過ぎる・・・。　ここ２カ月、月１回の練習しか出来ず、出る試合は全て不調。
特にアタックはまともに入らないありさまで
今日もまた迷惑かけるんだろうな～、とか思うと、どんどんテンションは下がる

そんな中予選第１試合が始まりました。
伏見台ＳＶＣ　ｖｓ　ＳＶＣダイナ

見ての通り、ダイナさんはかなり若い（我々よりは）メンバーでしたが、１セット目、先発の伏男・荒堀ペアーのブロックが炸裂し快勝。　２セット目、いよいよ出番だが、不思議と緊張感はない。　アタックは相変わらずボールが手に当たらない。　レシーブも下半身ガタガタでミスが続く　結果はこのセット落として、引き分けでした。　
初戦終わった後の疲労感

予選第２試合
伏見台ＳＶＣ　ｖｓ　イーグルス

イーグルスさんの巧みな技で、付け入る隙が見出せないままストレート負け。
このストレートの負けが、リーグ順位に響くことになりました
この試合ではラリー中に息が続かない事が何度か・・・。　寝不足と練習不足がかなり影響しているのか。　
こんな状況で、１日もつのか不安が過ぎる

予選第３試合
伏見台ＳＶＣ　ｖｓ　ＡＩＲＳ

初の先発。　このあたりから息切れも無くなり、ボールが手に付く感じ。　
相変わらずアタックは調子悪いので、サポート役に徹する事にしました。　結果はストレート勝ち

予選第４試合
伏見台ＳＶＣ　ｖｓ　ＳＰＩＲＩＴ

２度目の先発。　ようやく素直に腕が回る感じになってきた。　結果はストレート勝ち

予選全体の結果は下記の通りとなりました。

予選は２位でした。　１位は初戦で伏見台と引き分け、その後徐々に調子を取り戻したＳＶＣダイナさん。



昼食を食べて、中間リーグの始まりです。
２位グループの決勝戦へは、このリーグ戦を征してからになります。
４チームと３チームのリーグ戦。　うちは３チームのリーグ戦に入りました。

ここから青い方のユニフォームに着替える。　黒いユニフォームよりは少しゆったりしている。
ふと見ると、メンズ二人ともシャツインしてる。　ゆったりとしたユニフォームでネッチを気にしてか、はたまた決勝への気合の表れなのか・・・。　ここは“郷に入れば郷に従え”という事で、島人も初めてのシャツイン

中間のリーグ戦は下記の通りになりました。

伏見台ＳＶＣ　　２－０　　つつじＢ

伏見台ＳＶＣ　　２－０　　サニーフレンズ　

隣は４チームのリーグ戦で、３試合の待ち時間。　いつの間にか体育館の床で寝てしまってた

決勝戦は４チームのリーグ戦で勝ち上がってきた福井のＳｐｅｅｄ（Ｌ）さん。

伏見台ＳＶＣ　ｖｓ　Ｓｐｅｅｄ（Ｌ）

最終戦は伏男君と先発。
試合ごとに息が合っていくのが分かる。　１セット目を先取。　
２セット目は伏男荒堀ペアー。　
伏男君の上手いブロックでチャンスを作り、荒堀さんの高く足の長いアタックで決める。　
これぞ伏見台のバレーです。

２位グループで優勝。

決勝戦が決まった時、伏見台さんから『もう１試合出来る』の声が。　代わり代わりとはいえ全７試合を平気で戦える体力と気力は、ソフトバレーを心底愛している気持ちの表れかもしれません

いつしか台風のことを忘れて、思い切りソフバを楽しんだ１日でした。
体育館を出た時、見事な秋晴れを見て、逆に『あ～今日は台風だったんだ』って思い出しました。まさに台風一過。


大会終了後、伏見台の皆さんと打ち上げに行きました。

体育館の近くにある、越前そばのお店“ながとそば”です。

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打ち上げが終わって、戦利品を頂き、帰宅の途につきました。
テレビでは京都の水害をずっとやってた　大変な災害だったんだ。
帰り道、心配してた災害はなく、眠気をこらえて渋滞の中４時間半かけて、なんとか無事に帰り着きました。
家に帰ると、息子から裏の川がもう少しで溢れるところであった事を聞かされました


これで島人の一人遠征は全て終了です。
伏見台ＳＶＣの皆さん、一日ありがとうございました


撮影・配信を快く了承してくれたチームの皆様ありがとう御座いました
配信停止を希望の方は遠慮なくお申出下さい。
チーム名等の間違いがあればご連絡ください。
動画を見て、審判や主催者への抗議・誹謗中傷はご遠慮下さい